セミリタイアしたい人

アラフィフの会社員、セミリタイアしたいのか?どうしたいのか?五里霧中な日々を綴ります。

失われたものは何か

こんにちは、リーズンです。

 

 

信仰心はあまりないのですが、人の善意は信じたいわたしです。

 

会社員として働いていてお得意先の担当が交替になることがあると思います。

 

新しく担当になった人は慣れないうちは苦労することもあるかもしれませんが、それでも普通に取引は継続していただき、仕事は進んでいくことでしょう。

 

これはどうしてでしょうか?

 

それは今まで会社対会社での取引実績の蓄積があるからですね。

  • あそこの会社とはこれまでこのような取引をしてきた
  • あの企業とはこれまでお互い協力して良い関係を築いてきた
  • 取引の長い会社の担当者だから初めての人間でも信用できるだろう

と、このようなことで最初から怪訝にされることはやや少ないと言え、飛び込み営業をするような状況とはずいぶん違うと思います。

最初のハードルは低いと言えるでしょうね。

 

もちろんその人となりや仕事内容によっては嫌われたり取引が縮小・停止するようなこともあるでしょうが、そこは競争社会なので仕方ないですかね。

 

一方で今回ロシアがエネルギー輸出を停止する動きが出てきたようです。

 

ロシアはエネルギー大国ですから、普通で考えればロシアに主導権はあり・エネルギーを購入している国としてはあまり悪い関係にはなりたくない・・と思うことでしょう。

 

しかし本当に一方的にエネルギー輸出を停止してきたらどうなるでしょうか?

 

もちろん一番は急にエネルギーの供給を止められた国の方々の生活が困ります。

しかし困るのは買う国だけではありませんよね。

 

脅しのためにエネルギー輸出を停止するのでしょうが、このことによりロシアは一番大切なものを失うことになります。

 

それは「信用」ですよね。

 

今回の措置で長きにわたるエネルギーの売買により築かれてきた信用が一瞬でなくなります。

そして会社対会社でもそうですが、一度失われた信用を取り戻すのは並大抵のことではありません。

もう二度と信用が戻らないこともよくありますね。

 

つまり追い込まれたプーチンはもうそのような判断もできないほどになってきていると見えてしまいます。

 

今後はロシアに外資企業が参入することはほぼなくなるのかもしれないですし、ましてやいつ止められるか分からない相手からエネルギー供給を受けるほどリスキーなことはありませんね。

 

つまり脅すつもりがロシアは自ら自国のエネルギーの行き場を失くして、そして孤立を深めて・反ロシアの勢力の団結を演出してしまうということになります。

 

世界を混乱に陥れることが目的ならある意味成功しているかもしれませんが、色々な面からロシアの凋落は間違いないでしょう。

 

ただ、人の命が奪われないことが大切なので・・少しでも早く決着することを望みますね。